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うつ病、リハビリを経て「水彩画展」

うつ病が回復してくると、趣味や習い事など何かしらやってみようという意欲がでてきます。
生活リズムや体力づくりのリハビリ時間以外に、趣味や勉強の時間を取り入れます。
気楽な気持ちで少しずつ、「楽しむ」という感情を取り戻していきましょう。

■水彩画展:冬越えた花、見てほしい 病気、リハビリ経て−−田川の平尾さん /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20080404ddlk40040402000c.html

田川市伊田の平尾幸子さん(68)が、市美術館(同市新町)中央展示室で「花の水彩画展」を開いている。うつ病による長い入院生活とリハビリを経て、今は独学で覚えた水彩画が「毎日を生きる支え」と話す。展示室には思いを込めた四季折々の花が咲いている。6日まで、入場無料。

出品作は主に昨年以降に描いた約60点。たっぷりの水で幻想的な雰囲気を出した「コスモス」、リハビリの毎日を凛(りん)とした姿で励ましてくれた「ネコジャラシ」。家族への思いを込めて重ね塗りを繰り返し、柔らかい青の画面にうっすらと白い花を浮き出させた「カスミ草」。大半が色紙にボールペンで下絵を描き、彩色して仕上げた。

絵は看護師をしていた53歳のころ趣味として始めた。病が襲ったのは、その3年後。大量の薬を投与され、髪が抜け、しばしば意識を失って寝たきり状態に。8年後に退院した後も再発を恐れ、こわごわと絵筆を握るまで、さらに2年かかった。リハビリの散歩の道すがら、小さくて目立たないが、たくましく茂る野の草に「頑張れ」と背中を押されたのだという。

05年には思い切って作品を市美術館に持ち込み、夢だった個展開催にこぎつけた。繊細な描線や柔らかなタッチに感じるものがあるのか「癒やされる」とファンもできた。今回も「もう一度『自分の花』を見てほしい」と2度目の個展に挑んだ。

「病のつらさに何度声を上げて泣いたか、そのたびに花の美しさにどれだけ感動したか知れない」と平尾さん。「頑張れば夢はかなうんだ、と今は思う。喜びも悩みもつらさも全部詰め込んだ花々を、ありのままにみてもらえれば」と話している。【林田雅浩】

〔筑豊版〕

毎日新聞 2008年4月4日 地方版

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